飲食店での迷惑行為やバイトテロが物議を醸している今日。
SNSが普及する現代では、この話題を定期的に耳にするようになった気がします。
いとも簡単に個人から世界への情報発信が可能になったが故に、良いことも悪いことも
すぐに拡散されてしまいます。
SNSを有益なものとして使用していきたいですね。
突然ですが、今まで「素敵なお店」に出会ったことはありますか。
同じ世界、現実を生きていても、人それぞれの見え方や感じ方がある。
この違いを互いに共有することで、知らない世界や自分では感じない感情を知ることができる。
これって、とても「素敵」なことだと思いませんか。
今回は、私が感じた「素敵」をお届けできればと思います。
今回伺ったのは、都営大江戸線蔵前駅からほど近い「自由丁(ジユウチョウ)」です。
まるで埋めないタイムカプセル?未来の自分へ手紙を送る。
2019年8月にオープンした未来の自分へ手紙が送れるお店「自由丁」。
入口に到着すると、「未来へお手紙書けます。読書ができます。休めます。悩めます。」
とのメッセージが。
店内に入ってみると、本や手紙の並ぶ和やかな雰囲気が広がっていました。
ここでは、入り口のメッセージ通り、考え事をしたり、仕事をしたり、
趣味に没頭したり、思い思いの過ごし方で過ごすことができます。
今回、私は、「未来の自分へ手紙を書く」時間の過ごし方を選択しました。
ここで私は、埋めないタイムカプセルに出会いました。
「TOMOSHIBI LETTER」です。
自由丁のメインメニュー「TOMOSHIBI LETTER」とは?
埋めないタイムカプセル。
未来の自分へ手紙を書こうと決め、自由丁のメインメニューである
「TOMOSHIBI LETTER」をお願いしました。
「TOMOSHIBI LETTER」は、1年後の自分へ手紙を書くもの。
普段、自分の過去や未来とゆっくり向き合う時間はなかなかないのではないでしょうか。
大人になるにつれて、時間の流れにただ流されているなあと感じることが増えた気がします。
自分と向き合うことの大切さに気が付きながらも、忙しない日々に理由をつけて、
見て見ぬふりをしてしまいがち。
そんな今の自分と向き合い、未来の自分へ手紙を書く。
この手紙は書き終えた後、1年後、希望送り先に届くよう、
お店の方がポストに投函をしてくれます。
「TOMOSHIBI LETTER」には、夢に向かう、自分と語る、答えを探す
といった様々なシーンに合わせたレターセットが用意されています。
その時の思いと合わせて、自分とじっくり向き合うことができると思います。
シーンの選択をしたら作業開始です。
今回は、「答えを探す、綺麗な夕暮れ時の自由丁」を選択。
やりたいことも特になく目指しているものも特にない、そんな自分と
向き合ってみようと思い、選択しました。
レターセットとともに運ばれてくるのは、選択したレターセットのシーンに合わせた珈琲。
お茶やアイスもありました。
この珈琲を片手に、自分で選んだ筆記用具を手に取る。
こんな時間を過ごしたのはいつ以来でしょう。
ゆったりとした時間が流れているのに、いつの間にか夢中になっていて、
あっという間に時間が進んでいました。
未来の自分へ、大切な人へ、忘れられない人へ宛てて。
筆記用具を手に取り、文章を綴る。
この懐かしい感覚をぜひ味わっていただきたいです。
話題のシーリングスタンプの体験もできちゃう!
シーリングスタンプをご存知ですか。
海外で流行し、ここ数年、日本でも密かに流行しているシーリングライト。
加熱して溶かした蝋(ロウ)の上からスタンプを押すもの。
この体験が自由丁でもできちゃいます。好きな色を4色選び、溶かす。
手紙を封筒に入れ、円を描くように蝋を垂らし、スタンプをして、封をする。
完成した自分の手紙に愛着が湧きました。
手紙が届く1年後がとても楽しみで、とても待ち遠しいです。
お店での時間も、自分のことも大事にするために
「やらなきゃいけないこと」「忙しい」といった、
常にどこかに責任のある何かに追われ、忙殺した日々を送る中で、
気が付けば大人になっていて、自分の自由な時間は徐々に減っていると感じます。
そんな日々の中で見え隠れする私たちの思いや悩みを、忙しくて見失わないように、
見て見ぬふりをしてしまわないように。
「自分の為に」、ふと、形にして、今までの自分とこれからの自分と
向き合ってみる時間が、もしかしたら現代を生きる私たちにとって、
重要なのではないかと思っています。
美味しい珈琲をゆっくりと飲みながら、夢や希望、素直な気持ちとともに過ごす場所。
これが蔵前駅近くの自由丁。私が素敵だと感じた場所です。
是非一度、足を運んでみてください。
このこだわり抜かれた喫茶店のような、そうでないような。
私が、このお店に感じた「素敵」が少しでも伝わっていたら本望です。
自由丁ホームページはこちら