突然ですが、一番好きな鮨のネタは何ですか?
今回は、とある噂を聞いたので、この噂に迫ってみようと思います。
その噂とは…?
サーモンって実は身体に悪い?
数ある鮨のネタのランキングでもトップクラスに入る、世界中で大人気のサーモン。
日本だけに限らず、世界的に人気になった理由の1つとして、
日本の寿司の存在は大きいのではないでしょうか。
そんなサーモンですが、
体に悪い食べ物という話を聞いたことはないですか。
一人のサーモン好きとして、これははっきりしておかないと、
安心してサーモンが食べられなくなってしまう。
全国のサーモン好きの方は是非読んでみてください。
サーモンが身体に悪いのは本当なの?
天然物を鮭、養殖物をサーモンといいます。
産卵する為に栄養を蓄え、川に戻る直前が美味しいといわれるサーモンですが、
養殖はその場所でしか生きることができません。
天然物の鮭と養殖の鮭は全然違う食べ物といっても過言ではありません。
世界中で人気なサーモンの消費量は、天然物の鮭だけでは追いつかず、
海での漁獲量よりも養殖のサーモン生産が増加しているのが現状です。
この養殖されたサーモンが身体に悪いという話があるのです。
養殖サーモンの生産過程では、
●エサ
効率的なサーモンの育成のために、成長を促進する成分をエサに入れている
●殺虫剤
天然の鮭は寄生虫がいる可能性があり、生で食べられないため、殺虫剤を使用することで
生で食べられるようになった
●抗生物質
感染症などの病気の予防のために抗生物質が使われる
これらは「食品添加物」とされていて、身体に悪そうな感じはしますが、
食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています。
厚生労働省より
また、使用が認められた食品添加物についても、国民一人当たりの摂取量を調査するなど、安全の確保に努めています。
ときちんと安全性が保障されています。
サーモンが身体に悪いと断言はできません。
しかし、サーモンが身体に悪いと言われるのには、他にも様々な理由があるようです。
水銀
食事を通して体内に水銀が蓄積するという事実が、
身体に悪いといわれる原因となっているのでしょう。
しかし、厚生労働省が発表している水銀濃度の高い魚についての注意喚起には
サーモンは入っていません。
食事を通して体内に微量の水銀の蓄積はされるようですが、
日本人の魚の摂取量では、身体に影響を及ぼすレベルではないようです。
プリン体
サーモンには、プリン体が多く含まれているようです。
痛風を発症する恐れがある為、食べすぎには注意が必要そうです。特に尿酸値が高い場合は気を付ける必要があります。
脂分
ヘルシーそうなサーモンですが、実は脂が多く含まれています。
胸やけなどの体調不良には気を付けましょう。
塩分
サーモンは、塩分が多く含まれる調理方法が多数存在します。
スモークサーモンは特に要注意です。
塩分の過剰摂取による高血圧には注意しましょう。
サーモンは食べすぎたり、極端な食事バランスでなければ、
安心して食事に取り入れることができそうですね。
まとめ
少なからず食品成分は含まれている為、気になる人も少なくはないと思います。
結論としては、神経質になりすぎない、食べすぎないくらいの考えで問題ないものです。
天然がサーモンより安全とはいうものの、海洋廃棄物などの汚染を受けている場合もありますし、
アニサキス(寄生虫)の確立は非常に高く、生では食べられないことがほとんどです。
養殖に使われる成分は、体にとても良いというわけではないですが、
養殖過程できちんと管理されているところが多いと考えられます。
また、輸入されるサーモンは安全基準がほぼ満たされたものです。
鮭には、免疫力・記憶力の向上や老化防止、
サーモンには、血液をサラサラにしたり、目や精神の疲労回復効果が見込めます。
好きなものを食べて健康な体を作りましょう。
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