loader image

牛乳の違い(成分無調整、成分調整、低脂肪、加工乳)

健康
この記事は約4分で読めます。

料理に使用したり、そのまま飲んだりと世界中で多くの人に飲まれている牛乳ですが、様々な種類があるのはご存じでしょうか?
今回はそんな牛乳の違いについて解説していきます!

1.そもそも牛乳はどんなもの?

まずは牛乳がどのようなものなのかを見ていきましょう。

牛乳の成分

牛乳の成分は、カルシウムを筆頭にたんぱく質やミネラル、ビタミン等豊富に含まれています。
生命維持に必要な三大栄養素である、たんぱく質、脂質、炭水化物を含んでいるため、準完全栄養食品になっています。

牛乳は牛の何なのか

乳牛は1日あたり20~30リットルの牛乳を出すことが可能です。
牛乳は牛の血液の栄養素をもとに作られており、1リットル当たり400~500リットルの血液が必要なため、約1万リットルもの血液を乳房に送り込んでいます。

 

2.牛乳の種類

牛乳には大きく分けて4つの種類があります。

1.牛乳(成分無調整牛乳)
2.成分調整牛乳
3.低脂肪牛乳
4.無脂肪牛乳

それぞれどういった条件で分類されるのか、解説していきます。

1.牛乳(成分無調整牛乳)

よく使われる牛乳になります。
牛から搾ったままの牛乳は「生乳」といい、成分無調整牛乳は生乳を加熱殺菌したものを指します。
法律で、水等を加えたり成分を除去することは法律で禁止されております。
季節によって成分が変化するため、乳脂肪分が表示されています。

また牛乳の多くはメーカーによって違いがありますが、注ぎ口に切り欠きがあります。
これは目の不自由な方でも牛乳を手に取れるような仕組みになっています。

切り欠き

2.成分調整牛乳

生乳の水分や乳脂肪分を除去することで(2~3%ほどまで)、味や成分を調整した牛乳です。
水分を除去することで濃厚な味わいにしたり、乳脂肪分を除去することで軽やかな味わいに変えることができます。

3.低脂肪牛乳

生乳から乳脂肪分を除去し、0.5~1.5%まで減らした牛乳です。
味は無調整牛乳と比べて薄く感じることがあり、脂肪分を除去したことでわずかですがカロリーも低くなっています。
栄養素に関しては無調整牛乳と脂肪分に関する栄養素以外は変わらず摂取することができます。
また、除去した乳脂肪分を他の乳製品に加工できることから、無調整牛乳と比べて安価な場合が多いです。

4.無脂肪牛乳

生乳から乳脂肪分を除去し、0.5%未満まで減らした牛乳です。
こちらも低脂肪牛乳と同じく栄養素に関しては無調整牛乳と脂肪分に関する栄養素以外は変わらず摂取することができます。
また値段も低脂肪牛乳とお同じく安価な場合が多いです。

 

3.生乳100%以外の牛乳を使った飲み物

生乳100%以外の飲み物もあり、生乳が使われている場合は使用されている生乳が50%を超えているか、などの記載があるものもございます。
種類は大きく分けて二つあり、

1.加工乳
2.乳飲料

に分けられます。

1.加工乳

加工乳は生乳にクリームや脱脂粉乳などを加え濃厚な味わいにしているものが多く、加えることができる乳製品は乳等省令によってきめられています。
生乳100%の牛乳と比べて金額は安い場合が多いです。

2.乳飲料

生乳にほかの飲料やビタミンなどの栄養を加えているものになります。
栄養素を加える場合や、コーヒーやフルーツ果汁などと混ぜて味を変化させるなど、様々な飲み物があります。

 

4.まとめ

今回は牛乳の種類についてまとめていきました。
普段買っている牛乳も、もしかしたら調整牛乳などの可能性もありますので、スーパーなどで確認していただくといいかもしれません。

 

参考

J-milkーhttps://www.j-milk.jp/knowledge/products/berohe000000p1qx.html

 

そのほかの飲食関連の知識に関する記事はこちら!

タイトルとURLをコピーしました