最近は飲食店でもFREE WiFiや、店舗のDX化を推進するためにインターネット環境を整えるケースが増えています。
今回は飲食店でのインターネット構築が必要かどうかをまとめていきます。
1.インターネット環境があればできること
まずはインターネット環境を整えることで飲食店でどのようなことができるのかをまとめていきます。
お客さんにインターネット環境の共有が可能
最近は多くの飲食店で見かけることがあるFREEWi-Fi、特にカフェなどの長時間店舗に滞在する業態に多く見られます。
商業施設内に設置されていることも多く、今ではかなりなじみがあるような存在になっています。
POSレジ等の接続
レジの多くは会計情報を記録することで、分析に利用できるデータを蓄積していくことが可能です。
インターネット環境が整っているとそんなPOSレジが蓄積している情報を閲覧できます。
キャッシュレス決済の導入
クレジットカードやQRコード決済などのキャッシュレス決済を導入することができます。
現在どんどんとキャッシュレス決済を使用している消費者は増えており、経済産業庁の調べでは現在54%の消費者がキャッシュレス決済を使用している報告もあります。
フードデリバリーサービスの導入
コロナ過から急速に増えたデリバリーサービスの利用でもインターネット環境が必要になります。
店内音楽の使用
店内のBGMを充実させるためにもインターネット環境は必要になります。
もちろん、インターネット環境がない店舗でも使用できるケースはありますが、はやりの音楽などをタイムリーに流すことが可能なため、店舗の業態によってはインターネット環境があることが推奨されます。
システムの利用
飲食店で使用するシステムには大きく分けて以下の4種類があります。
1.売上管理システム
2.発注管理システム
3.予約管理システム
4.勤怠管理システム
これらのシステムを導入する場合もインターネット環境が必要になります。
2.インターネット環境を整えるために必要な金額
それでは実際インターネット環境を整えるとなった場合、どのくらいの金額になるのでしょうか。
※飲食店向け回線サービス「ぴかいちヒカリ」の金額を参考にしております。
初期費用
インターネット環境を整えるためにはまず、回線を引くための工事が必要になる場合があります。
その場合店舗がビル内や商業施設に入っている場合と、戸建ての場合で工事費用が変わります。
ビル内や商業施設内に店舗がある場合
手数料:2,200円
工事費用:16,500円
戸建てで店舗がある場合
手数料:2,200円
工事費用:19,800円
すでにほかの回線を引いている場合
転用事務手数料3,300円
月額費用
次に使用する際に発生する毎月の月額費用が発生します。
こちらも店舗によって金額が変わります。
ビル内や商業施設内に店舗がある場合
月額4,950円(税込み)※プロバイダー料込
戸建ての場合
月額6,050円(税込み)※プロバイダー料込
その他オプション
また、インターネット回線契約に付随する形で様々なオプションがあるため、月額は変動する可能性があります。
3.インターネット回線を引くメリット・デメリット
メリット
- FREEWi-Fiを置くことで集客が見込める
- クレジットやQRコード決済などのキャッシュレス決済に対応できる
- フードデリバリーを導入できる
- システムやPOSレジの導入が可能になり、分析などが楽に利用できる
デメリット
- 初期費用・月額費用が発生する
- トラブルが起きた際の対応が必要になる場合がある
4.まとめ
今回は飲食店でインターネット環境が必要かどうかをまとめました。
コロナ過から様々なことにインターネットを利用した技術が使用されているため、個人店でも導入するメリットは多くあります。
飲食店を専門とするインターネット回線などもありますので、サポートを必要とする場合は利用されるといいかもしれませんね!
インターネット回線などでお困りでしたらぜひお問い合わせフォームよりお問い合わせください!
参考
経済産業省ー消費者実態調査の分析結果